50代女性 コロナ禍/膝痛
膝痛がありなかなか運動をすることに踏み込めなかったI様。
「動くことで痛みが出るかも・・・」そんな不安を抱えていました。
整形外科の先生から「痩せることで膝への負担が軽くなるから体重を落としなさい」と言われパーソナルトレーニングを受けることを決意。
【スタート時の体組成(2020,2,21)】
体重→70.5kg
筋肉量→39.1kg
体脂肪量→29kg
体脂肪率→41.1%
取り組み
痛みの出ない動き方の習得
I様のように「痛み」の改善のために運動を始める方や減量を始める方は少なくありません。
整形外科のお医者様がおっしゃる通り運動をして体重を落とすことは直接関節に影響を与えるので必要なことです。
しかし痛みの原因は「体重」だけではないんです。
特にI様の場合は現在進行形で痛みがるので運動を取り入れる際は「動作の学習」がキーポイントとなります。
・現状どのような動きの癖があるのか
・どこまで動けるのか
・痛みの閾値はどのくらいなのか
・恐怖心はどのくらいなのか
上げていくとキリがないですが痛みのある方は「特に」動作の評価を始めに行っていきます。
どのくらいの運動ができるのかトレーナーとしても把握をしたいのはもちろんですがお客様としても自分の可能性を把握するのは安心とモチベーションにつながると思います。
トレーニング面
痛みの改善のために運動を始めたのに痛みを悪化させてしまっては元も子もないので常に膝に対して考慮しながら行っていきました。
逆に言うと膝の状況に合わせた運動強度でしたので痛みのない方と違いかなり軽めの負荷で最初は行っていきました。
先ほど話をしたように痛みのある方にとって大切なのは「痛みの出ない動き方を覚えること」です。
傾向として痛みのある方は「痛みの出る動き」をしてしまっていることが多いです。
カラダの硬さなのか、弱さなのかは人それぞれですが。
I様の場合はどちらも当てはまるところがあったのでコンディショニング も合わせて行いました。
運動を重ねるうちに痛みのでない動作を覚えていき痛みが「ゼロ」になることはなかったですが、自分の動き自体に自信がついたI様はご自宅でも運動をするようになりました。
(コロナ禍でもあったので初めの頃はオンラインでのセッションが中心でした。)
食事面
ダイエットを始めたとき陥りやすいのは「必要以上にストイックな食事にする」ことです。
例えばこんな感じでしょうか??↓↓
勘違いしないで欲しいのはこの二つが悪いわけではありません!
この二つが好きで食べていたいなら問題はないのですが「我慢して食べている」だと続けられないんです。
続けられないと何が起こるのかと言うとリバウンドですよね。
大事なのは「いかに生活に馴染ませるか」です。
鶏胸肉以外にもタンパク質が摂れる食材はたくさんあります。
I様には「長い目で見てストイックになりすぎずに続けられる質でやりましょう」と伝えておりました。
もう一つは「食事を抜かないこと」です。
これもまたやりがちなのですが「量を減らす」と言うことは百害あって一利なし。
栄養が足りない身体は「痩せる」じゃなく「枯れる」になってしまいます。
必要な栄養をとって欲しいからこそ初めはほぼ量を減らすと言うことはしませんでした。
結果
痛みのない範囲で動くこと、そして栄養を意識して食事をすることこの二つをI様はアドバイス通りに遂行してくださいました。
その結果がこちらです!!
【トレーニング期間】9ヶ月間
【トレーニング回数】週に2回 1回/50分
【ケア回数】週に1回 1回/50分
【食事指導】食事を抜かない、よく噛んで食べる
【撮影時体組成 (2020年11月2日)】
体重→56.3kg(-14.2kg)
筋肉量→39.5kg(+0.4kg)
体脂肪量→14.5kg(-14.5kg)
体脂肪率→25.7%(-15.4%)
この変化は驚愕です。
お食事の面で無理をしていないのか私自信が不安に思い何度もI様に確認していました。
「無理していないですか?我慢していないですか?」
I様は「食べることは辛いことがある時もある。でも無理はしていない。」
そうおっしゃっていました。
膝に痛みを抱えながらできることをコツコツと続けて行った結果がI様の変化を生んだと思います。
I様は「言われたことをやっているだけ。」そうおっしゃっていましたが「寄り添った食事や運動指導」といえど今までの習慣とは違うことをしていくことは本当に努力が必要なことだと思います。
膝痛がありながらも、ましてやコロナ禍で慣れないオンラインパーソナルも導入して結果を出したI様はたくさんの方の希望の光になったこと間違いなしかと思います。
ちなみにI様は現在もほぼほぼキープしております。
習慣が染み付いた証拠ですね(´∀`)
痛みがあって運動に不安がある方。
諦めずにまずはご相談ください。
もしかしたらできることは「無限に」あるかもしれません。
I様本当にありがとうございました!
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