YouTubeや広告で「たった10日で体重が10キロ減ったダイエット法!」などをよく見かけるけど、自分が筋トレをしたら体重が減るどころか増えたんだけど!といったことはありませんか?
こういう人、実際によくいるのですが実は筋トレをするとはじめのうちは体重って増えるものなんです。
ここでは、筋トレと体重についての仕組みを現役トレーナーが解説していきます。
筋トレを始めると体重は増える
筋トレを始めると体重が増えることがよくあります。
【理由は一時的に水分を溜めこむから】です
どういうことか?
特に筋トレ翌日は体内の水分量が増えるため、一時的に体重も増えます。
これは筋トレによって傷ついた筋肉を回復・成長させるために血流が増えることで起きる現象です。
つまり血流を増やすためには水分が必要なので、筋トレ後は水分で体重が増えるということです。
多い方だと1kg以上増える事もありますが、一時的に体重が増えているだけなので特に気にする必要はありません。
体重が減り始めるのはトレーニングを始めて1か月
体重が減り始めるのは最短でも筋トレを1か月経過した頃です。
筋トレ頑張ったら頑張った分だけ次の日には体重落ちてほしいものですよね…笑
酷な事に筋トレを始めた最初の頃はむしろ体重は増える事さえあります。
1ヶ月もかかる理由
理由は脂肪燃焼のメカニズムが関係しています。
脂肪燃焼とは、体内の脂肪をエネルギーとして利用するときのプロセスのことを指します!
脂肪燃焼のメカニズムは複雑ですが、簡潔にまとめると、脂肪酸が細胞内で酵素によって分解され、エネルギーに変換されるプロセスのことです。
空腹時や運動時に体内のエネルギーが不足すると、リパーゼと呼ばれる消化酵素が脂肪を分解し、グリセロールと脂肪酸に分かれます。
血中に放出された脂肪酸は、全身に運ばれ、エネルギーとして消費されます!
身体の浮腫みや筋肉量の増加などの関係もある為、痩せ始めるのは早くても1か月かかります。
もっと早く体重を落とす方法
断食しましょう。浮腫みがとれ、内臓の中にある食べ物が排出され”体重”は落ちていきます。
…が、あなたが落としたいのは【体重】でしょうか?【体脂肪】でしょうか?
断食で落ちるのは水分や筋肉を含む体重です。それに様々なリスクがあるため決しておすすめはしません。
筋トレをしても体重は減らないのか
筋トレの効果がでてきて筋肉がついた
筋トレで筋肉がつき、筋肉の分の体重が増えたため、体重が減らないことがあります。
しかし筋肉は脂肪よりも体積が小さい為、見た目は引き締まっているはずです!
そのため、筋トレの効果によって見た目に変化が現れても、体重が変わらないケースや増えてしまうことがあるのです
鍛えている筋肉の箇所
筋トレで鍛えている筋肉が、二の腕や腹筋のような小さな筋肉ばかりの場合には、体重が減らないことがあります。
小さな筋肉を鍛えても、消費エネルギーが少ないため代謝は大きく上がりません。
そのため、体重が減りにくくなってしまいます。
体重を減らすためには、多くの筋肉群を動かすコンパウンドエクササイズが効果的です。
これにより、一度のトレーニングで多くのカロリーを消費することが可能となります!
例えば、スクワットやデッドリフトなどは多くの筋肉を同時に鍛えることができるため、体重減少の助けとなります。
筋トレしてもなかなか体重が減らない時は○○を見直す
筋トレしてもなかなか体重が減らない時は食事を見直しましょう!
『結局、食事制限しないといけないのかよー』
そう思ったそこのあなた!ちょっと待ってください!
体重を減らす為には【摂取カロリー<消費カロリー】にしなければなりません。
筋トレをして消費カロリーをいくら増やしたところで、それ以上にたくさん食べて摂取カロリーが多ければ痩せません
まずは自分が一日どのくらい食べているのか?
しっかり把握する必要があります。
【自分が一日どのくらい食べているのか】を把握した後に、摂取カロリーを落として調節するのか、もっと運動量を増やして消費カロリーを調整するのか?はたまたその両方調整するのかを判断してください。
まずは、現状自分が一日どのくらい食べているのか?
しっかり把握することが大切です。
結論、筋トレしてもなかなか体重が減らない時は食事を見直しましょう!
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