最近よく聞く”食いしばり”の話

最近、施術をしている中で首の凝りや頭痛がある方に共通しているのが”食いしばり”や”歯ぎしり”などによる顎の硬さです。

・朝起きた時に顔が痛い
・噛みしめすぎて頭が痛い
・歯にヒビが入ってしまった
・食いしばりすぎて顎関節症になってしまった
・常にこめかみが痛い

という症状があるお話を最近よく聞くことが多いです!

歯にヒビが入るって。。。
噛む力って本当に強いんですよね💦

目次

そもそも”食いしばり”って?

無意識に上下の歯を嚙み合わせる習慣で、専門用語では【クレンチング症候群】と呼ばれています。
本来であれば、人間の上下の歯は口を閉じている時には1~3mm程度の隙間が生じているのが通常です。(”安静空隙”あんせいくうげき)というそうです。

この隙間がなくなるのは、基本的には会話や食事の時のみです。その時間は1日で約15~20分程度であり、一日のほとんどは上下の歯が接していないのが普通の状態です。(口を閉じた状態でも歯はくっつかなのが通常の状態です)

「食いしばり」の習慣があると、その時間が長くなり、歯や顎のみならず、全身にも悪影響を及ぼすことがあります。

“噛みしめ”や”食いしばり”の原因って…?

原因は様々ありますが
ストレス緊張だったり、嚙み合わせの悪さが主な原因と言われています。

ストレスや緊張

ストレスがあると、自律神経のうちの交感神経(昂る方の神経)が優位になるために、身体だけでなく口の周りの緊張も強くなるので食いしばる状態が作られやすいです。

また、脳が感じたストレスを噛みしめることで解消しようとしているとも言われます。

嚙み合わせの悪さ

歯の高い部分と低い部分があって噛み合わせが悪いと物をしっかりと噛むことができません。
そうすると、脳からもっと強く噛んで咀嚼すような指令が出て、歯の噛みしめを助長してしまいます。

また、食事の時に前歯を使わず奥歯だけで噛む癖があったりしても、噛み合わせが悪くなってしまいます。

食いしばりによる症状

最初にも少し記載しましたが、たかが食いしばり・されど食いしばり!
色々な症状を引き起こすんです。。。

●歯への影響
  ・歯が擦り減る→噛む力はかなりのパワーがあるので、日常的に食いしばっていると歯は擦り減ってしまいます。

  ・知覚過敏→過度に負担がかかることによって、歯にヒビが入ったり、歯根に炎症が起こることで歯が敏感になってしまいます。

●歯肉への影響
  ・歯周病の悪化→食いしばりによって歯周にも大きな負担がかかり、歯周病を引き起こす原因となることもあります。

●顎関節への影響
  ・顎関節症の発症

●身体全体への影響
  ・頭痛→噛む筋肉の一つの側頭筋(そくとうきん)は頭の横にまでついているので、側頭筋の疲労による頭痛が主な原因と考えられています。



  ・首肩こり→噛むときには顎の筋肉だけでなく、首の前側の筋肉(主に胸鎖乳突筋)も大きく作用するため、首の凝りやそれに付随して肩の筋肉も凝り固まってしまいます。

食いしばりの対策として

ストレスを溜めないことや、意識をすることはもちろん大事ですが。
なかなか難しいものです。

なので、適度な運動でストレスを発散したり、鍼治療コンディショニングでリラックスしてあげること、
また顎や首周りに鍼をして筋肉の緊張をとることなどLiBでは多方面からアプローチすることができます!!!

お困りの方はお気軽にご相談ください!(^^)

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