5月21日(日)に長野県で開催された【第29回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmマラソン】に平田・木之下で出場してきました!!
出場前のブログはコチラ☝
結果発表!
まずは、気になる結果から。
平田は13時間28分で見事ゴール!!!👏
何とも達成感に満ちた表情で素敵です!✨
かくいう木之下は96km地点で14時間の制限時間が来てしまい。。
去年の81kmよりは成長できましたが、ゴールしてメダルをもらうことはできずでした。。
応援してくださった方、本当にありがとうございました!
恐らく来年もリベンジするので、私の備忘録のためにも、ツラツラと細かい心情や必要だなと思ったスキルなどを木之下視点で暑苦しく書いていきますがお付き合いください(笑)
超大作になっております(^^)ゞ
いつか野辺山のウルトラマラソン出てみたい!と思ってらっしゃる方がいらっしゃいましたらご参考までに。
大会までの流れ
前日~出発から宿到着~
前日の土曜日の13時頃に立教通り店で吉田に見送られながら、平田の車で出発🚙
途中でSAに寄りながら約3時間の旅で宿泊先の宿に到着。
宿までも迷いながらの到着でした(笑)
なんとも長閑な落ち着く宿でした。
「レースに出ずにここでのんびりしたいね」と話しに出るくらいでした(´・ω・`)
前日~到着から就寝まで~
宿に着いてからひとまず荷物の確認とゼッケンやシューズに計測タグをつけたりして一旦落ち着き。
一段落してから、ご飯へ。
1キロくらいのところに良さげなご飯屋さんあるから歩いて行こうとなったんですが、さすが野辺山周辺。。
ほとんどずっと坂でした(笑)
翌日のレースに向けての良いアップになったということで。
美味しいカレーを食べてエネルギーチャージを。
宿に戻って少しまったりしてから、お風呂に入って8時にはお布団へ。
緊張していた私は全く眠れずずっとソワソワしてました。
↑場所が変わっても眠れるスキルは大事だなと。
当日~会場入りまで~
ウルトラマラソンの朝はとにかく早いです。
スタートは5時なので、2時には起きて準備をして3時には宿を出発。
他の宿泊の方でも同じ大会に出る方もいらっしゃったみたいで、宿の方のご厚意で朝ごはんのお弁当も。
とても美味しく沁みました。
会場に着くと音楽やアナウンスも流れていていよいよかぁとやはり気分が高まりました!!🔥
色んな気持ちが何周かして楽しみになってきました。
当日~スタートまで~
平田は5:00スタート、私は5:15スタート。
それぞれの場所に行くために4:45くらいには分かれたんですが、去年私が出た時は一人だったので、ギリギリまで誰かがいてくれる心強さを痛感しました。
5:00スタート組がスタートしてからの15分はあーーーっという間に過ぎていよいよスタート。
アナウンスの方の【野辺山を制する者は、ウルトラを制する】という言葉に背筋が伸びました!
スタート直前の盛り上がりも最高潮でした!!!
レース概要
スタート~約10km
この区間は割と平坦も多く、もちろん序盤のこともあり、まだまだ元気です!
この区間でJR鉄道最高地点【標高1357m】があります
10km~約20km
この区間はひたすら上り坂です。。
しかもけっこう斜度もあり。
約18kmくらいのコース最高地点1908mまで一気に登ります。
↑ここで7時35分くらいです(約2時間20分経過)
標高が高いので人によっては高山病のような症状が出る方も。。(去年の私がそうでした)
今年は高山病のような症状が出ず、何とか無事でした!!
「これ以上標高高いとこはコースにないんだぁ」と思ったら、何か少し元気になりました(笑)
20km~約35km
23km地点が最初の関門です。
わりと良い疲労感でちょっと休もうかな、と考えていたのですが、ここの補給にバナナがあり。。。
木之下は匂いですらダメの大のバナナ嫌い。
バナナの匂いが充満していたので、水を補給してすぐにスタートしました(笑)
ここらへんは比較的に下りや平坦が多くて割と走りやすいところです。
(けっして登りがないわけではありません(笑))
去年はこの下りの多い地点でスピードを上げすぎて、膝が痛くなったので今回は気持ちを抑えて抑えて走りました。
それでも、35kmくらいで膝に来てました。。
10km過ぎからここらへんまでは道は未舗装の道(トレイルランニング)なので足元も悪くて、砂利も多く慣れていないと足の負担がかなり大きくなりそうです。
↑これも今後の課題の一つです。
35km~50km
38km辺りで何をしても右膝が痛くなり、ロキソニンを飲んでも痛みがあり。。
本気でやめようと思いました(笑)本気で。
そんな時、たくさんの方からのメッセージを見て元気をもらったら不思議なことに膝の痛みは落ち着きました!
応援のパワーを身をもって感じました。
本当にありがとうございます!
そこから50kmくらいまでは下りが多かったこともあり、わりと楽しく走れました!💨
50kmのエイドのお蕎麦が沁みました~!!
↑ここで11時30分くらいです(約6時間15分経過)
50km~68km
ここからが地獄でした(笑)
50km地点で去年より少し早く到達していたので、「お、完走いけるぞ!」と意気込んでいたのですが、ここにきて暑さが襲ってきました。。
軽い熱中症だったのか、55kmくらいから気持ち悪さでエイドでも食べられず。。
結局、50km以降で食べたのはおにぎり一口、お蕎麦一口、持参していたジェル一つだけでした。
↑絶対的に足りません!!!
野辺山は周回のコースなんですが、一カ所だけ折り返しの場所があり、57kmくらいのところで平田とすれ違いました!
坂の上の方から大きな人がくる!と思ったら、平田でした(笑)
野辺山ウルトラマラソンは100kmだけでなく、42km、68kmの部もあります。
68kmのエイド兼68kmの部のゴール地点で何度目かのやめようの誘惑が(笑)
ここから先がスゴイ坂なのもわかっていたので尚更でした。。。
68km~79km
ここからが前半とは感覚的には違う種類の登坂との闘いです!
標高はそこまでなのですが、わりと急な斜度の坂がずーーーっと続きます。
去年のタイムロスのイメージがあるので、ずっと歩くのではなくて小走りをして歩いてを繰り返して少しでも前に前に足を進めました。
伝わるでしょうか??
この坂の感じ(笑)
写真を見ただけで、足が辛くなってきます。。
でも、79kmの関門までの去年より少しだけ早く到達!
もしかしたら、ギリギリゴールに駆け込めるかも!ここからは下り坂だぁ!
と息巻いて関門を出ました。
↑この地点で16時30分(約11時間15分)
79km~96km
79kmの関門を過ぎたら、下り坂です!!
ここで良いペースで走れたら間に合う!!くらいのテンションだったので、最初は良いペースで走れていたのですが。。
やはりここまでの疲労の蓄積とエネルギー切れもあって、膝の痛みや筋肉の張り感もかなりあり。
でも、止まることなく何とか走って歩いて前に進みました。
87kmの最後の関門まで来た時に、去年の自分は越えたなぁと一瞬しみじみしましたが、浸ってる時間などないので、給水だけしてすぐにスタート。
ここの関門を出てすぐくらいに平田からのLINE。
このLINEに背中を押されましたが、現実的にはとても厳しくなっていました。
最後まで足を止めない約束をしてひたすら前に。
もはや、走ると言えるペースじゃないですが、自分の中では精一杯走ってました(笑)
痛かった膝をかばってか、対側のお尻をつって、ロキソニン飲んで。
お尻に意識がいかないようにだましだまし走って走って。
とひたすら前に進みましたが、19時15分。
14時間の制限時間が来て、後ろからきた回収のバスに近くにいたランナーたち何人かと乗りました。
乗った瞬間に『あぁ、終わった~』と涙が止まりませんでした。
悔しいのと情けないのと、ちょっと終わった安堵感もあったのも事実です。
後何分あったらゴールできてたかなぁと考えると、残り4kmといえど、あそこからだと40分くらいはないと厳しかったかもしれません。
去年よりは練習したりしてきたつもりではいましたが、まだ今よりも1時間くらい早く走れる【心・技・体】が必要なんだな、と。
余談”2023年の完走率”
ちなみに、完走率ってどれくらいなんだろう?という方もいらっしゃると思うのでコチラを。
【2023年】
種目名 | 参加者数 | 出走数 合計 | 出走率 | 完走数 | 完走率 |
100km男子 | 1,364 | 1,249 | 91.6% | 711 | 56.9% |
100km女子 | 205 | 197 | 96.1% | 97 | 49.2% |
【2022年】
種目名 | 参加数 | 出走数 | 出走率 | 完走数 | 完走率 |
100km男子 | 1,738 | 1,465 | 84.3% | 967 | 66.0% |
100km女子 | 252 | 227 | 90.1% | 146 | 64.3% |
今年はやはり過酷だったんですね。
大会を通して
LiBに当日来てくださったお客さまからも応援の声や追跡サイトで気にしてくださった方がたくさんいたことを、佐々木・吉田・岩城からも聞いて、とてもありがたい気持ちでいっぱいになりました。
私個人としては
・実力不足(走るだけじゃなく筋トレも必要)
・経験不足(暑さに慣れてなさすぎ)
・食べながら走る、食べても走れる練習の不足
・メンタルの弱さ
が顕著に出た大会だったなぁと。
でも、挑戦をしたおかげで、たくさんの方が見守ってくださって応援してくださっていたことを肌で感じることができ、とても幸せでした。
まだまだ伸びしろがある!はず。
伸びしろを作ろう!!と思える2日間でした。
きっと、来年リベンジすることかと思うので、リカバリーをしっかりしてまたトレーニングに励みたいと思います!
温かく見守っていただけると嬉しいです!
そしてたまには、お尻叩いてくださいね(笑)
よろしくお願い致します!m(_ _)m
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました!
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