東洋医学って。。?

鍼灸って東洋医学なんだよね?との質問をよく受けますが、ルーツは中国と言われているので東洋医学に該当します。

そういえば、東洋医学の考え方って皆さんご存知ですか??なかなか知る機会もないと思うので簡単に説明させていただきます。この機会に是非かる~く頭の片隅にでも置いていただけると嬉しいです。


まず、東洋医学の大事な考え方の一つに未病という考え方があります。

【未病】って。。。??

未病とは、なんとなく調子が悪いけど、病気とは言えない状態のことを言います。検査をしても異常な数値や画像などは見られない状態のことです。なので、西洋医学的な見方をすると病気とは判断されにくいです。ですが、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。。?

東洋医学的な見方をするとあらゆる観点から身体の状態を把握するので、今出ている症状だけでなく、その人の本来の体質を知ることもできます。その体質を知った上で、治療することがとても大事になっています。

東洋医学と西洋医学の治療の治療法の違い

東洋医学と西洋医学の違いは薬の作用を考えると違いがわかりやすいです。

東洋医学では薬(漢方)はあくまで身体が本来持っている働きを全体的に高めて【自然治癒力】を引き出すものだと考えます。ただし、作用が間接的である場合が多く、作用の対象が広範囲でもあるため、西洋の薬に比べると効果を感じるのに時間がかかることが多いです。

西洋医学の治療では、検査をしてその結果をもとに今の身体の状態をはっきりさせて、その異常に対して直接的に改善する薬が出されることがほとんどです。なので、異常に対してダイレクトに効果が出て、改善効果はすぐに現れやすいです。

私が学生時代読んでいた本に載っていたのですが、このイラストがわかりやすいかと思います。(写真だと小さくなってしまったので、画伯頑張りました(笑))


【東洋医学】
病気の谷から自力で上がることができるように、自然治癒力を引き出して治療するのが東洋医学です。谷が深い(=病気が長期間続いている)と上がる(=治癒)するまでに時間がかかってしまいます。

【西洋医学】
病気の谷に落ちた身体をヘリコプターで吊り上げるように、薬などが身体の働きを肩代わりすることで治療するのが西洋医学です。時間をかけずに上がる(=治癒)ことができます。

もちろん、どちらが良い悪いは全くなく、その時その人にあった治療をすることが一番大切だと思います。

最終的に東洋医学って。。?

東洋医学は現れている症状だけでなく、【自然治癒力】つまり、”自分で治す力”を養うことに重きを置いている医学です。そのため、病気になりにくい身体を作るお手伝いができます。その方法に鍼灸や漢方があります。

薬飲むほどじゃないけど、なんとなくだるいなぁなどの自覚がある方はもしかしたら、東洋医学の治療があう可能性が高いので、一度試してみても良いかもしれません!!


体質改善や痛みの改善にも鍼灸治療は有効ですので、気になる症状がある方はお気軽にお尋ねください!

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