手足のむくみ

むくみとは体内の組織など血管の外に、余分な水分がたまった状態のことです。
余分な水分の正体は血しょうと言われるもので、血しょうとは血液の液体部分で、血液が運んできた栄養分や酸素を、腎臓や肺などの組織に運んでいます。
役割を果たした血しょう成分は、通常は血液に戻ります。

ところが、何らかの原因で組織液が血管に戻らず過剰にたまってしまうとむくみとなります。

むくみの原因

筋肉の疲労

人間の重心は足関節よりも前にあります。
つまり常に身体は前に倒れようとする力が加わっていることになります。
この時に身体が前に倒れないように重力に抗じて働いている筋肉が抗重力筋と言われる筋群です。
ふくらはぎの筋肉は抗重力筋として非常に大切な役割を担っています。
このように常に働いているふくらはぎの筋肉は疲労し硬くなりやすい筋肉でもあります。
過緊張し硬くなった筋肉はなかなか働きづらくなってしまい、身体の循環に必要なポンプ作用が機能しなくなってしまうのが原因です。 

塩分の過剰摂取

塩分の取りすぎなどでもむくみやすくなります。
食事管理も大事なむくみ予防になります。生活習慣、食事管理、適度な運動を心がけることが必要です。

当院ではむくみ改善や健康的な体を作るための、食事管理指導なども行っております。

静脈の機能低下

静脈とは主に酸素交換の終わった血液を心臓へ帰していく血管です。
静脈と動脈の違いは、弁があるかないかです。
弁というのは静脈が逆流しないようについているものでこれらが破綻してしまうと、血液をうまく戻せずに停滞し、むくみが発生してしまうということもあります。
その際は専門医受診を勧めさせていただくこともございます。

むくみ改善の重要性

筋肉が常に緊張している状態は決していい状態ではなく、力を入れたときにしっかり緊張し、リラックスしているときにはやわらかい状態がいい状態なのでそれを維持していくことがいろいろな場所にいい影響を及ぼします。
人間は2足歩行になり、立っているときも重力に逆らって倒れないように立っています。
その時に活躍する筋肉の一つにふくらはぎの筋肉があります。
つまり常に働いている筋肉の為疲労し、どうしても硬くなってきてしまいます。
その時にケアを怠ってしまうと筋肉の状態も悪くなってしまいます。
筋肉の状態が悪くなると血流を悪くし、全身に悪影響となってしまうのです。

肩は肩だけで血液循環をおこなっているわけではありません。
血液循環は心臓から動脈が出て心臓に静脈としてかえるまで全身で行われています。
ふくらはぎで血液が滞ってしまったり、第二の心臓としての筋肉のポンプ作用を十分に果たせないと、肩こりの原因となったりすることがあります。

むくみによって引き起こされるめまい

むくみは、時にはめまいの原因にもなりえます。耳の中に三半規管という組織があります。この三半規管は平衡感覚を司る器官ですが、この三半規管にもリンパ液が流れています。この三半規管がむくみが原因でリンパ液が増えすぎてしまうと平衡感覚をうまく調整できなくなり、めまいが起こってしまうのです。

むくみの治療方針と治療法

当院では全身を診て判断し、ふくらはぎに対して何らかのアプローチが必要であれば血流改善の為のマッサージ・ストレッチなどを行います。
施術後はぷるぷるのふくらはぎになります。
是非実感してみてください。それが本来の患者様のいい状態のふくらはぎです。

セラピスト紹介

木之下 さつき (鍼灸師/セラピスト)
LiBで唯一の鍼灸師。的確にツボを捉える鍼灸施術とゆったりリラックスできる手技を得意としています。
また、大学の競泳部のトレーナーもしており、治療だけでなく運動パフォーマンスの向上の施術もできます。
1人1人その日その時によってもお身体の状態は違います。
丁寧にカウンセリングをしていき、様々な角度からその時に最適なアプローチを考えます!
そして、笑顔で帰っていただき、”健康”をサポートする施術をしていきます!